特典映像でそっちも見られたので比べたら元の監督の撮ったものと全く違う作品になっていた。あらすじは同じだけど、こうも変わるんだなぁと思った。
とくに香港のシーンは登場人物ふくめて全部異なっている。もともとは、敵の情報得るのに行き詰まったらなぜかなんでも知ってる占い師のところに行ってあっさりわかるという展開だったが、ジャッキー版だと、つてを辿って手順を踏んで追い詰めていくという流れがあって、こっちのほうが筋が通っててストーリーがわかりやすくてよかった。
アクションシーンも、流れを途切らせるようなセリフやカットは削除されたり、撮り直したものはカメラが離れて、全体の動きがわかりやすく、さらに迫力があるものになってた。
ジャッキー監督版がなかったら、面白いとは感じなかっただろうな。日本公開版は一部セリフの変更はないまま、アクションと香港のストーリーは新しいものに差し替えてあり、エンディングにNGカット使っていたのと、もとの曲のままで和やかな終わり方になっている。
でも、見比べられたおかげで、セリフの違いで話の印象がかわることと、カメラの角度や、編集の仕方で見えかたも全然違うことがよくわかった。
ジャックリーチャーのアウトローの映画のコメンタリーでも、編集やレンズの選び方や光のこともかなり触れられていて、なんか勉強?になった。カメラにはまってた時期があったので、わりと内容がわかるのもよかった。